
オープンソースソフトウェア指向型作曲支援プラットフォームの開発
小林 悟史
【一橋大学大学院 商学研究科】 前田 高宏
みんなで作るソーシャル作曲広場
開発の背景
・ 音楽市場の縮小、それに伴なうマーケットでのプライヤー ( アーティスト ) の苦悩
・ ネット上に溢れる著作権違法コンテンツ
↓
・ ニコニコ動画で楽曲を無料で公開するユーザーたちと、そこから発生する正のスパイラル現象
・ オープンソースソフトウェア ( OSS ) が発展してきた点と多数の類似点
目的:『OSM:OpenScoreMusic』の開発とリリース
・ ニコニコ動画などで起きた 『 オープンなプラットフォームのもと、ユーザー同士で
楽曲を進化させていく 』 という流れを推進
・ 音楽業界あるいはアーティストの新しいビジネスモデル ・ 生き方を築くための作曲基盤
実現した主要な機能、特徴(従来との比較)
・ オンライン上で作曲プロジェクトを作成し、ブラウザの上だけで作曲が可能
・ 楽譜に対して、CreativeCommons ベースの著作権を付与し、その定義したライセンスの許す範囲内で
他のユーザーが楽譜のデータを閲覧 ・ 複製 ・ 改変 ・ 商用利用が可能
・ バージョン管理機能により、楽譜の改変履歴がすべて残り、さらにそこから派生作品を簡単に作成可能
・ 音楽理論をベースとした楽曲 ・ 楽譜の検索
・ ユーザーが作成した楽曲 ・ 楽譜同士で、関連の深いもの同士を見つけて推薦しあう機能
今後の展開
・ iPhone などのスマートフォン向け OSM アプリケーションの開発
・ サーバー部分の仕様と API を公開、作曲用 Flash のオープンソース化
・ 既存の作曲ソフトと OSM との連携、あるいはプラグイン開発
・ 多言語化、国際展開
対象ユーザーと期待される効果
・ 素人作曲家 ・ 演奏家~準プロミュージシャン
・ OpenScore という新しい音楽における概念の普及
・ 新しいビジネスモデル、アーティストの成長モデルの構築
・ アーティストの脱ガラパゴス化
OSMは日本のアーティストの楽曲を世界(アジア)のユーザに届けるための基盤を目指します
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