ソフトウェア品質保証 ソフトウェアの社会的責任を学ぶ

講義名称

科目名 ソフトウェア品質保証
講座種類 選択科目(1単位)

実施体制

教育機関 筑波大学 情報学群 情報科学類
協賛企業 株式会社日立製作所、株式会社日立インフォメーションアカデミー
担当教員 満保 雅浩(システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻 准教授

講座概要

ソフトウェアなどの製品・サービスの品質、大学の通常カリキュラムでは学習することが難しいテーマです。しかし、品質の高さこそ、日本の産業の強みの一つであるとも言われており、大学の頃より、その基礎に触れることが望まれます。
この講座では、企業活動の長年の知見が集積されている品質管理・品質保証の概念および具体的な方法論について、ソフトウェアを中心に、企業が提供する実際の事例なども交えながら、理論だけではなく、実感とリアリティを持って学習します。講義の随所に企業の知見を取り入れることで、理論学習だけでは手薄になりがちな“学習内容と現実社会のつながり”を、より強く実感できるように配慮されています。また、通常、企業に入社してから学ぶ組織的な品質管理、品質保証のプロセスや仕組みについても、この講座を通じていち早く学び、学生のうちから、IT技術者として自らが将来担う社会的責任の大きさに対する自覚を養います。

産学からのメッセージ

大学の先生からのメッセージ この授業は、ソフトウェアを中心とする製品・サービスの品質保証に特化した新しい授業です。ソフトウェアの品質については、様々な科目の中で触れていますが、講義と演習を交えながら深く切り込んで学習する授業は初めてです。大学での勉強は理論的な部分に重点が置かれがちですが、企業だからこそ提供できる現実感のある事例や演習問題によって、学生の皆さんに品質の重要性を「未来の自分の責任」として感じてもらえるのではないかと思います。
企業の方からのメッセージ 日立グループに、「落穂拾い」という考え方があります。これは、ミスに対する反省を共有すれば、それは組織の財産になるという考え方です。こうした考え方により、過去の反省が蓄積され、現実の品質に関する方法論ができあがっています。品質に関する方法論は、企業が築いた知恵の集積なのです。講義では、こうした知恵の一部に触れることで、この世界の奥深さとその使命の大きさを理解してもらいたいと思います。